築30年、また比較的新しい築15年の家でシロアリ被害が発生した対策法を紹介します。

これまで被害がなかったらからといって油断はできませんし、新しくても被害が発生する可能性は高いです。

シロアリ対策は必要ですね

築30年以上の実家がシロアリ被害にあった話です。

実家は築30年以上の木造の住宅ですが、過去30年以上、特別なシロアリ対策は一切してこなかったものの、幸いシロアリの目立った被害も受けずに済んできました。

そんな実家にシロアリの気配がするようになったのはおよそ2年ほど前、庭で主人が白色のアリを見つけたのでした。

「庭にシロアリがいるよ。大丈夫かな」。

主人と私は少し心配でしたが、肝心の両親はあまり気にしていない様子で、熱湯がシロアリに効くらしいと言って熱湯を巻いてその時は済ませました。

また周辺に小枝等を置いていたのですが、それらもシロアリの餌になるのではと撤去しましたが、それ以上のこと、業者を呼んだりなどはその時点でしませんでした。木造の家なので私はまだ多少不安でしたが両親に任せました。

シロアリ被害が拡大

そして昨年の秋、事態は急変しました。

実家にはこれまた木造の物置小屋のようなものがあるのですが、その物置に保管しておいた木造りの台などが、どうやらシロアリに食べられてしまったようでした。

過去30年目だった被害がなかったにもかかわらず、ここに来てついにシロアリ被害です。

さすがの両親も今回はシロアリ専門業者に依頼して、まずはシロアリが自宅周辺にいるかのチェックをお願いしたようです。

業者によると実際の家の中(家の軒下)は大丈夫だが物置や庭はだめ、特に物置は土の上に直接建ててしまっているため、被害が特に出やすいとのことでした。

通常は足場を作ってから建てるのですが、土の上に直接建ててあるためシロアリが特に好む空間になってしまっているということです。

駆除の対象は家の中で、今時点では問題なかったものの、次回予防的に軒下に駆除剤を巻いてくれることになりました。

家だけではなく物までシロアリ被害に

そうこうしているうちにも被害は続きます。

次は何と、私が生まれた時に両親が購入した大切な雛人形が、無残にシロアリに食い散らかれてしまったのです。

現在は私の娘のために毎年飾ってくれていた雛人形も、すっかり可哀想な姿に変わり果ててしまいました。

お内裏様とお雛様のお顔も無くなってしまいました。

また他の物もまた食べられてしまったようです。

みんなで片付けをして、雛人形は泣く泣く処分をしました。

子供の頃から慣れ親しんだ人形であったため残念でした。

物置内の要らないもの、木材などを処分して整理整頓し、最後に土の上に直接建っている構造自体が悪いと聞かされたため、床にスノコを置き、物は全てその上に置くようにしました。

そして、業者さんが再び来てくれ、今度は家の軒下に駆除剤を巻いてくれました。

年配の男性が一人、軒下に入って処置して下さったそうですが、年配の方でそれもまだ暑い日だったので母は少し心配したそうですが、無事に薬を撒いてくれたそうです。

費用は一坪幾らという計算だったそうです。

トータルでは20万円弱とのことでした。

ちなみに最初にチェックだけしてくれた際は無料だったそうです。

30年以上被害なしで、駆除も一切していなかったことを考えると安い気がしますが、やはり一回の予防のための駆除で20万円を払うのは、家計の負担になるなあと私は思いました。

両親はこう言ったことにお金をかけるのをいとわないので、薬剤も良いものをチョイスして金額も通常料金より高くなったとのことでしたが…。

やはり定期的にチェックだけはしてきてもよかったのかなと思います。

家にはいなかったとは言っても、庭にシロアリがいたのだから木造の家の中まで来るのは時間の問題だったと思いますし、実際家までシロアリが来てしまったら、最悪家が崩壊する危険もあったのですから馬鹿にできません。

とにかく今回、雛人形を失ったのは痛手でしたが、家に入る前に手が打てたのはまあまあ良かったのではないかなあと感じております。

 

人形までも食い荒らすシロアリの被害はこわいですね。

続いて、比較的新しい家でも発生したシロアリの被害の内容です。

 

我が家にはないと思っていたシロアリ被害の内容とは

テレビなどで「シロアリ駆除」というキーワードはよく耳にしていたものの、シロアリがいるのって築30年や40年などのかなり古めの家だというイメージが強く、特に我が家には無関係なものだろうと思っていました。

ですがそれは間違った知識だったようで、いつの間にかシロアリの被害は私の実家にも出てきてしまったのです。

ある日、父が母に「シロアリっぽい被害があるから、業者に相談した方が良いかも」と話をしていたのです。

その話を聞いて、まだ築15年くらいの家だったのでそんなことはないだろうと思った私は母と一緒に様子を見に行くことに。

父に連れていかれたのはなんと和室。

シロアリに関しての知識がある訳ではないのですが、白アリと言えば家の基盤である家の下の部分に多くいるイメージがあったので、まさか家の中のしかも和室にシロアリ被害があるなんて思ってもみませんでした。

父に言われてよく見てみたのが畳の端の方なのですが。

なんだか一部分だけ畳の網目部分が色が変わってしまっていてそこだけツンツンと切れ端が見えている状態でした。

触ってみると明らかに他の部分とは違ってチクチクしていましたね。

しかもなんだかその部分だけ押した時にぎゅっと音がして沈んでいくので「これは何かあるね」と話していました。

シロアリ駆除業者に依頼

シロアリが原因なのであれば急いで対処した方が良いという話になり、早速シロアリ駆除もしている業者を呼んだのですが、和室をパッと見て「これはシロアリの可能性が高いかも」と言われました。

築年数を聞かれて答えると

「新しい家だとしても、築5年を超えると一気にシロアリが住み着く可能性は高くなる。また、木造物件の場合はシロアリが住み着きやすい。この家は木造だし、その築年数であればシロアリの被害があってもおかしくない」

と言われました。

築5年なんてまだまだ新しい家だろ思うのですが、それでもシロアリの被害が出やすいのだと知って驚きましたね。

しかも、聞いていると和室にシロアリ被害が出る家ってとても多いのだとか。

確かに家の基盤である部分にシロアリ被害が出ることは多いようなのですが、水を使う台所やお風呂なども被害が多いですし、和室は畳や木がエサになってシロアリが住み着きやすいのだとか。

また、台所やお風呂、和室などの私達が生活していて見つけやすいところにシロアリ被害があった場合、家の基盤部分にもシロアリ被害は相当出ている可能性が高いことも説明を受けました。

シロアリ被害の調査は早い

それから家の基盤部分がどうなっているかも一緒にチェックしてもらいました。

私のイメージでは1日かかるものだと思っていたのですが、カウンセリングも合わせて3時間程度で終わったので早いなと思いました。

幸運なことに、我が家は和室の被害はあるものの、基盤も含めてそこまでは被害は無かったらしく「早期発見できて良かったですね」と言われました。

ですが、今は大丈夫だとしてもシロアリによる被害はあっという間に広がってしまうので、このまま放置をしていて数年経った頃には全く違う悪い結果になる可能性も高いと言われました。

チェックに関しては数万円のものでしたが、駆除をしようと思うと数十万かかることもあると言われはしましたが、きちんと駆除をしておけば5年間は保証されるので5年間の安心を買おうと思うと安いですよと説明を受けました。

確かに、シロアリの被害が広がってからだと修繕費もかかってきてしまうので更にお金もかかってしまいます。

ですが、今数十万払っておけば安心できるのであれば、しておいた方が良いのでは?という話に家族会議でなり、それから1ヵ月間程度様々な業者から見積もりや説明を受けて契約し、駆除を完了させました。

父曰く、後悔は一切していないようです。

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この記事を書いた人

しろありマン
大事な我が家がシロアリの被害にあってから、シロアリに詳しくなった40代男。
築20年のマイホーム在住。
妻と子供2人の4人暮らし。
休日はよくホームセンターを訪れる。